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修業時代――本気の父と初めて対峙した時に感じたモノ、どっちも十年近く前のことなんで、もう記憶が薄くなってきているのですが。我が社の最年少課長及び係長はきょとんとしたが、好奇心を刺激されたらしい課長の方が先に何のライバルなのかと訊いた。
もしかして、携帯電話の電波を遮断する装置でも、どこかに使われているのかもしれない。決行を指示した以上、先輩はこれ以上普通に調べても無駄だと判断したんだろうな。上から塩のビンが差し出された。
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